肌には、外界から体を保護する働きがあります。
例えば、バクテリアの侵入を防いだり、汗をかくことで老廃物や水分を排泄し、体を健康な状態に保ちます。
肌は、正常に機能している時には、自らを浄化し、潤し、再生させる能力を持っていますが、紫外線や風、有害物質などがこうした肌本来が持つ自然のプロセスを乱し、トラブルを起こす原因となっています。
こうしたトラブルを最小限に抑えるためにも、自分のお肌のタイプを知って肌に合ったお手入れをすることが大切です。
- 乾燥肌
乾燥肌はキレイでデリケートな肌質ですが、触れると皮膚が突っ張るような張りつめた感じがするのが特徴です。
毛細血管の破れを起こしやすいこと、小じわになりやすく、放っておくと深いシワになりやすいので、普段から保湿成分をたっぷりつけて乾燥させないことが必要です。《乾燥肌におススメのキャリアーオイル》
ホホバオイル、アボカドオイル、スウィートアーモンドオイル(肌の老化を防ぎます。)《乾燥肌におススメのエッセンシャルオイル》
安息香、フランキンセンス、ジャスミン、ラベンダー、ローズ、サンダルウッド(皮膚の再生を促す効果があります。) - 脂性肌
脂性肌は一般に血色が悪く、くすんだ感じの肌質です。
脂が浮きやすいので、毛穴も開きやすい傾向があります。
皮脂が汚れを付着し、毛穴を詰まらせると、ブラックヘッドとよばれる黒ニキビや吹き出物ができやすいので、脂性肌は常に清潔にする必要があります。
クリームやオイルなどで保湿するのは乾燥したときだけにし、特にあごと鼻の皮脂が多い部分にはあまりつけないほうがいいでしょう。《脂性肌におススメのキャリアーオイル》
ひまわり油・グレープシードオイル・大豆油。《脂性肌におススメのエッセンシャルオイル》
ゼラニウム、ベルガモット、ラベンダー、ローズマリー、サイプレス(抗菌作用があります。) 混合肌
混合肌は、頬、首、目の周囲は乾燥しやすく、額から鼻にかけての部分とあご(Tゾーン)に脂が浮きやすいのが特徴です。乾燥している部分には保湿剤をたっぷりつけ、脂分が気になる部分は特に清潔にするようにして、2種類の肌のバランスをとることが大切です。
- 敏感肌
敏感肌は肌質を問いません。
間違ったスキンケアや、有害物質などが原因で肌が敏感になった状態です。《敏感肌におススメのキャリアーオイル》
何も配合しないスウィートアーモンドオイル・ホホバオイルをそのまま使います。《敏感肌におススメのエッセンシャルオイル》
カモミール(沈静作用があります。) - ニキビ肌
ニキビは皮脂腺の分泌過剰が原因で起こります。
皮脂が滞留して毛穴をふさぐと、ブラックヘッドとよばれる、黒ニキビができたりします。これは皮脂腺にある雑菌が肌を酸性に変化させ、化膿することで起こります。《にきび肌におススメのエッセンシャルオイル》
ニキビには希釈したティーツリーオイルが効果的です。めん棒の先にティーツリーオイルを含ませ、にきび部分にそっとつけてみましょう。